ヨガと筋トレは違いがありますか?

ヨガと筋トレは筋肉へのアプローチが違います


ヨガと筋トレの違いは、ヨガだけを実践している人と、筋トレだけをやっている人の体つきを見れば一目瞭然です。しなやかでバランスのよい筋肉が特徴的なのがヨガ実践者で、盛り上がったメリハリのある筋肉があるのが筋トレをやっている人でしょう。

このように違いが生まれるのは、ヨガは筋肉を縮めること、伸ばすことの両方を意識するのに対し、筋トレは筋肉を縮めることを主眼として鍛えるためです。

ヨガはバランスのよい筋肉作りに役立ちます

ヨガとは深呼吸をしながらアーサナと呼ばれるポーズを取るものです。多数あるポーズを通して体の柔軟性を高めたり、瞑想をしながら心を整えたりする目的があります。

ヨガは対の筋肉を刺激する

ヨガは単に体を鍛えるものではなく、深呼吸をしながら肉体と精神を繋げるものなのです。現代ではヨガといっても美容目的のものもあれば、健康対策やリラクゼーションを目的としたものなど多数あります。

どのようなヨガであっても、筋肉を対で刺激することには変わりありません。ヨガで筋肉の短縮と伸張の両方を意識すると、バランスのよい筋肉ができあがります。

筋肉の2つの収縮

筋肉には2つの収縮があるのをご存知でしょうか。1つは短縮性収縮、2つは伸張性収縮です。

短縮性収縮は筋肉が縮んだときに力を発揮します。伸張性収縮は筋肉を伸ばしながら力を発揮するものです。

ヨガはケガしにくい体になる

筋肉は2つの働きをバランス良く鍛えることが重要で、片方だけでは体のバランスが偏って負担がかかることがあります。ヨガの場合は短縮性収縮と伸張性収縮の両方を鍛えることができるので、ケガしにくい筋肉になります。

たとえば階段を上ったり下がったりするときも、両方の筋肉が必要です。階段を上るときは筋肉を縮めることで力を生み出す必要があるのですが、階段を下りるときは筋肉を伸ばすことで体を支え、力を生み出さなければなりません。

ヨガはバランスのよい筋肉が付く

このように体は短縮と伸張の両方を使って動かしているので、ヨガのように両方を利用できると、体が使いやすくなります。

筋トレで筋肉を短縮させて鍛えると短くて硬い筋肉が付きます。一方でヨガは短縮と伸張の両方を同時に刺激させる方法で、短くて硬い筋肉ばかり付くということがないのです。

ヨガで筋肉を刺激するとメリットが得られます


ヨガでも筋トレでも同じように筋肉を刺激することができますが、それぞれ効果が異なっています。本来ある自然な体へと導いていくのがヨガなのに対し、筋トレは筋肉量を増やして基礎代謝アップやボディメイクを目指すものです。

体幹を鍛えるのに役立つ

ヨガでバランス良く筋肉を刺激すると、インナーマッスルや体幹筋を鍛えることができます。インナーマッスルと体幹筋は似ているため一緒にされることがありますが、正確には違うものを意味します。

インナーマッスルとは体の芯に近い部分の筋肉のことです。手足やお腹など、全身にインナーマッスルが存在しています。

一方で体幹とは、胴体部分のことです。つまりインナーマッスルは全身にある深部の筋肉のことで、体幹とは部位を表しているということになります。

ヨガではさまざまなポーズを通して、両方の筋肉を刺激することができます。

骨盤や背骨の歪みを整える

ヨガで体幹を鍛えることで、骨盤や背骨の歪みにもアプローチできます。体幹は胴体の骨格筋や脊椎に近い部位のことで、骨盤周辺も含まれています。

骨盤とは大腿骨や脊椎を支えている骨の総称です。複数の骨が集まって1つになり稼働するため、生活習慣や出産などで骨盤の位置はずれてしまいます。

ヨガは前後左右の筋肉をバランス良く刺激して、骨盤や脊椎周辺の筋肉を整えながら、歪み改善にアプローチしていくやり方です。

内臓が正しい位置に戻る

お腹がポッコリとしているのは、内臓が下垂している証拠です。内臓が下垂する原因は体幹筋の衰えで、ヨガで体幹を鍛えることで内臓を正しい位置に戻すよう導いていきます。

内臓は横隔膜や骨盤底筋などのインナーマッスルに支えられ、さらにその周辺を腹直筋などで覆っています。ところが運動不足などの理由でインナーマッスルや体幹筋が衰えると、内臓を支えることができず下垂してしまうのです。

内臓が正しい位置に戻ると、ポッコリお腹が解消されやすく、内臓自体の機能アップも期待できます。

ヨガと筋トレは向いている人が違います

ヨガと筋トレどちらをすべきか迷ったら、それぞれ向いている人の特徴をチェックしてみましょう。その人によって求めている結果が違うはずなので、それぞれの違いを確認しながら、自分に合った方法を見つけてみてください。

ヨガに向いている人

ヨガはメンタルへの働きかけが特徴的で、ストレスが溜まりやすい方におすすめです。毎日座りっぱなしで体が凝り固まっている方のほか、職場での精神的なストレスを解消したい方にも向いています。

ヨガによる筋肉アプローチは、激しいものではありません。体の柔軟性を高めながら、体幹やインナーマッスルを鍛えるものです。

そのためヨガは激しい運動が苦手な方や、体の柔軟性を高めながらしなやかなボディを目指す方に人気があります。大きな筋肉を付ける方法ではないので、筋トレでムキムキになりたくない方にもおすすめです。

筋トレが向いている人

筋トレは鍛えたいところに直接アプローチできるのがメリットです。引き締めたい部位が明確になっているなら、筋トレが役に立つでしょう。

筋肉量が増えると基礎代謝アップが期待できるため、食べながら痩せたい方に筋トレがおすすめです。年齢的に代謝が落ちて太りやすくなった方にも、筋トレが向いているでしょう。

ただしハードな運動を避けたい方や、筋肉が大きくなるのを避けたい方はヨガを選ぶとよいでしょう。ヨガは精神的な面にアプローチしながら、ゆっくりと引き締め効果を出すためのものです。

ヨガの筋トレ効果はゆっくりです


ヨガで体幹やインナーマッスルを鍛える場合、どのくらいの期間で効果が現れるか気になるでしょう。男女によっても効果の現れ方が違っていますが、総合して筋トレと比べると効果が現れるのがゆっくりという特徴があります。

効果が出るまで3ヶ月~1年

ヨガは消費カロリー自体が少なく、ハードな筋トレもしないため、引き締め効果は低くなります。本人が効果を実感するのも筋トレと比べると遅くなることは知っておく必要があるでしょう。

代謝を良くする効果

体幹やインナーマッスルはただ見た目を引き締めるだけが目的ではありません。深い部分の筋肉を刺激することで血行が良くなり、老廃物の代謝を良くする目的でも使われているものです。

姿勢を良くする効果

ヨガによる体幹やインナーマッスルの強化は、すぐに効果が現れない代わりに、姿勢が正しくなる効果を実感しやすいでしょう。体が引き締まってポッコリと出ていたお腹が引っ込み、立ち姿が綺麗になる方も少なくありません。

アウターマッスルの強化にも役立つ

体の芯を鍛えることは姿勢を維持するために役立ちます。姿勢が正しくなると、アウターマッスルのトレーニングで効果が高まるのもメリットのひとつです。

ヨガに取り組んだ結果、ある程度のボディメイクが叶ったら、より引き締めたいところだけ筋トレを組み合わせる方法もあります。ヨガで体の芯を鍛えることで、筋トレでも正しいフォームを意識することができるのです。

ヨガは引き締め以外の効果が得られやすいです

筋トレは体を引き締めるため行いますが、ヨガはただ筋肉を付けるだけのものではないため、筋トレよりも多くの効果を実感できる可能性があります。体のたるみだけでなく、いろいろな悩みを抱えている方は、ヨガによるアプローチがおすすめです。

柔軟性アップ

ヨガは筋肉や関節の動きを良くするためのポーズがたくさんあります。私たちは普段の生活で筋肉が緊張しっぱなしで、緩めることを意識することが少なくなっています。

ヨガを取り入れると筋肉や関節がストレッチされます。呼吸法を一緒にやることで柔軟性がアップしやすく、体の緊張もほぐれやすいでしょう。

冷えの改善

ヨガのポーズで体の隅々まで意識しながら動かすと、血流やリンパの流れを促進できます。そのため普段から運動不足で冷えを感じている方にも、ヨガはおすすめです。

ヨガは普段の生活で使うことが少ない筋肉を動かす機会となり、呼吸法と合わせながら酸素も一緒に体に取り込むことができます。老廃物や水分の排出に役立つのです。

腸の環境を改善

便秘がちな方は、ストレスを疑う必要があります。ストレスで交感神経が優位になってしまうと、腸の働きが悪くなってしまうためです。

腸を効率的に動かすためには副交感神経を優位にしなければなりません。ヨガは呼吸法で副交感神経を刺激しやすく、ストレスによる便秘対策にもおすすめです。

同時に腸周りのインナーマッスルも鍛えることができて、腸の動きをスムーズにしやすいでしょう。

(まとめ)ヨガと筋トレは違いがありますか?

背骨の歪みが引き起こす体調不良

1.ヨガと筋トレは筋肉へのアプローチが違います

ヨガと筋トレはアプローチする筋肉が違います。筋肉の短縮と伸張の両方を意識するのがヨガで、短縮のみを利用するのが筋トレです。

ヨガと筋トレでは体の仕上がりも変わってくるでしょう。

2.ヨガはバランスのよい筋肉作りに役立ちます

ヨガは筋肉の短縮・伸張という働きの両方を利用する方法で、バランスのよい筋肉の付き方になります。結果的にケガがしにくくなり、バランスのよい体の使い方ができるのです。

普段の生活でも筋肉は短縮と伸張の2つの働きを使っています。

3.ヨガで筋肉を刺激するとメリットが得られます

ヨガで体幹やインナーマッスルを鍛えると、骨盤や背骨の歪みにアプローチできます。内臓を支えている筋肉も刺激できれば、内臓下垂によりポッコリお腹も解消されやすいでしょう。

4.ヨガと筋トレは向いている人が違います

ヨガが向いているのはリラックス効果を高めながら、柔軟性やしなやかな筋肉を育てたい人です。一方で筋トレが向いているのは、特定の部位を鍛えるといった目的が明確な方です。

ハードなトレーニングが苦手なら、ヨガをすすめします。

5.ヨガの筋トレ効果はゆっくりです

ヨガはその身体技法により体幹やインナーマッスルが鍛えられるため、見た目の変化が現れるまで3ヶ月~1年くらいかかります。筋トレと比べると効果はゆっくりですが、代謝アップや姿勢が良くなる効果は実感しやすいでしょう。

6.ヨガは引き締め以外の効果が得られやすいです

ヨガは柔軟性アップで緊張をほぐし、血流やリンパの流れを促して冷え対策にもなります。ストレスからくる便秘にもおすすめで、自律神経を整えたりインナーマッスルを鍛えたりして腸の環境改善に役立ちます。

著者情報

hawaiiwater

ヨガプラス
Webマガジン編集部

ヨガに関する様々な疑問に
お答えしていきます。

簡単3ステップ!ヨガプラスの体験レッスン


関連記事

ページ上部へ戻る